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2024.05.02内装解体の基礎知識
アスベストとロックウールの違いとは?危険性は?【愛知・岐阜・三重・静岡の内装解体工事の基礎知識】
アスベストとロックウールの違いとは?危険性は?【愛知・岐阜・三重・静岡の内装解体工事の基礎知識】
愛知県北設楽郡東栄町のみなさま、こんにちは!
愛知・岐阜・三重・静岡など東海地方を中心に、内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!
ロックウールの危険性は?
よくアスベストの危険性と比較がされますが、ロックウールの危険性としては、建材として大丈夫なのでしょうか。
ロックウールを使うことのメリットやデメリット、アスベストとロックウールとの違い等について解説していきます。
解体工事を検討をする際に、そのデメリットや違い等を知っておきましょう。
ロックウールは人造鉱物繊維
アスベストとロックウールは、防音や断熱等を目的として同じ用途で使われます。アスベストは人体に有害であることや、その危険性等はよく知られています。
一方、ロックウールはアスベストとは全く別の物質からできていて、人体に危険性がないので心配は不要です。
アスベストは自然からなる天然産の鉱物繊維であり、ロックウールは人工的に工場などで作られた鉱物繊維の一種となります。
アスベストは吸引をすると体内に有害物質が残る危険性がありますが、ロックウールは体内で分解されるので、無害ですので安心でしょう。
ロックウールの作り方
まず鉄炉スラグや岩石などを混ぜて、 物質を1500度~1600度の高温の電気炉で溶解させます。次に、それらを遠心力により飛ばすことで、綿菓子のような繊維の間に空気を入れ固定し、閉じ込めることで製造されています。
ロックウールのメリット
人体への危険性などがないだけでなく、ロックウールを使うメリットは吸音性、断熱性、耐火性でしょう。
吸音性に優れているので、室内で大きな音を出す際の防音建材として有効でしょう。また断熱性にも優れています。
断熱性とは、室外の暑さ、寒さが室内に伝わりにくくするための能力の事なのですが、この点もロックウール優れています。
密度が高いほど通気への抵抗力が強くなって、断熱の性能が上がります。
またロックウールは耐火性も優れているため、もし火事になった場合でも燃え広がりにくい特徴があります。
ロックウールのデメリット
ロックウールを使うデメリットは値段と断熱性の脆さです。メリットでもあるその優れた性能であるがゆえに、値段も高くなってしまいます。
また、吸水性はありますが、湿ると性質が変わってしまうので、メリットである断熱性が弱くなってしまいます。
ロックウールとアスベストの違い
ロックウールとアスベストの最も大きな違いとしては、やはり人体への危険性でしょう。アスベストは吸引すると人体に害を与えてしまいますが、ロックウールはそのような危険性がなく無害なのです。
一部のネットなどの記事で「ロックウールにも危険性がある」という情報などがありますが、誤りです。
国際がん研究機関(IARC)では、物質を発がん性のあるものとないものに分類をしています。
ロックウールはヒトに対する発がん性について分類できないグループ3に分類されています。
このグループ3には、コーヒーやお茶など120種類もの分類がされています。
しかし、アスベストはヒトに対する発がん性があるグループ1に分類がされており、非常に危険性が高いのです。
まとめ
今回は、【アスベストとロックウールの違いとは?危険性は?】についてをご説明いたしました。
解体工事に関してご相談・お見積もりは、是非一度、コワース東海にご相談ください。