BLOGブログ

2025.02.15内装解体の基礎知識

解体工事における養生シートの役割と良い解体業者の見極め方【愛知・岐阜・三重・静岡の内装解体工事の基礎知識】

解体工事における養生シートの役割と良い解体業者の見極め方【愛知・岐阜・三重・静岡の内装解体工事の基礎知識】

 

愛知県一宮市のみなさま、こんにちは!

愛知・岐阜・三重・静岡など東海地方を中心に、内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!

 

解体工事に欠かせない養生シートとは

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

解体工事現場や建築現場などの工事の際に欠かせないのが《養生シート》です。
しかし、《養生シート》という言葉は、日常 生活していてあまり耳にしない言葉ではないでしょうか。
養生シートとは、簡単にいうと工事現場を囲んでいるシートのことをいいます。
街を歩いていたり、運転している際に見かけたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

今回は、この養生シートに焦点をあてて見ていきたいと思います。
養生シートの役割や必要性、さらに養生シート扱い方から良い解体業者を見分ける方法なども紹介していきます。

養生シートの役割

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

養生シートとは、解体工事を行っている現場や建築現場などを覆うシートのことを言います。
そして、養生シートの役割は実はたくさんあるのです。
一般的には工事の際に、この養生シートを設置して安全をしっかりと確保します。
そのため、養生シートを設置していないケースですとトラブルが発生してしまう可能性も考えられます。

もし養生シートの設置がないと

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

それでは、もし養生シートの設置がないとどうでしょう。
養生シートは様々な役割がありますが、最も重要な役割が《騒音軽減》と《粉塵防止》でしょう。
これは、近隣の住民や通行人への配慮という意味合いが大きいものです。
解体工事は、どんなに細心の注意を払って作業をしていても騒音や振動、粉塵や埃が発生してしまいます。
中でも「騒音」「粉塵」はトラブルなどに発展しやすい問題です。
その騒音や粉塵を軽減してくれる役割を持つのが養生シートなのです。
養生シートをしっかりと設置している解体業者は、近隣への配慮をしっかりとしている「きちんとした解体業者」という安心感にもつながります。

養生シートを設置しないのは違法?

内装解体 スケルトン工事 原状回復 名古屋 愛知 東海

養生シートは安全対策や安心面では欠かせない大切なものです。
しかし、実は養生シートの設置は法的に義務付けられているというわけではありません。
騒音レベルが《騒音規制法》で定められている基準値以下でしたら、養生シートの設置をして防音する必要はないですし、飛散防止対策として散水などを行い粉塵や埃の対策をしていれば、必ずしも養生シートの設置して粉塵防止をしなければいけないわけではないのです。
国土交通省の《建築物解体工事共通仕様書》には、騒音対策や粉塵対策をはじめとした解体工事を安全に行うための対策などが示されています。
解体業者はこれに従い解体工事を進めていきます。
しかし、法的な拘束力はありません。
つまり、養生シートの使用をしない場合でも法的に罰せられるということはないのです。
だからこそ、養生シートをどのように扱っているのかを見ることで解体業者の質を見極めることできるでしょう。
法的な拘束力はないから解体工事の際に養生シートを使用しないような解体業者は信頼できる優良な解体業者といえるのかということですね。

それでは、ここからが養生シートの具体的な役割を見ていきたいと思います。

粉塵や埃などの飛散を防止する

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

解体工事を行う際には、粉塵や細かい埃などが舞い散るという場合が多いため、近隣住人や通行人などへ迷惑をかけてしまいます。
健康被害を与えてしまったり、車や外に干している洗濯物などを汚してしまうことも考えられます。
解体工事の現場の全体を養生シートで覆うことで、解体の作業の際に発生した粉塵や埃などが現場の外に飛散してしまうことを最小限に防ぐ効果が期待できます。

騒音を軽減する

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

解体工事を行っているの現場の騒音は、思っている以上に大きな音がします。
さらに、重機を動かす音や建材が崩れるといった音などは、日常生活では普段あまり聞くことがないタイプの音でしょう。
解体工事は細心の注意を払って丁寧に作業をしても騒音は発生してしまいます。

しかし、この騒音をできるだけ現場の外に漏らさないのも養生シートの大切な役割のひとつとなります。
シートなどで大きな音を防ぐことができるなんて驚かれるかもしれませんが、解体工事の現場で使用する養生シートには遮音性に優れた素材で作られているものが多いため、大きな効果が期待できるでしょう。

物や人の落下を防止する

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

あってはならないことですが、様々な状況で解体工事現場での落下事故は起こりうるものです。
例を挙げると、高所から誤って資材や工具などを落としてしまった場合、通行人や作業員が下にいた場合は大きな事故につながってしまう可能性があります。
万が一、このような落下事故が起こってしまった場合にも、養生シートがきちんと設置されていたらシートの外側に物や資材などが落下することを防ぐことができます。

さらに、物や資材だけでなく、人が落下してしまう事故というのもゼロではありません。
強風にあおられたり、足場を踏み外してしまったりなどで落下事故が起こることが考えられます。
しかし、そのような要因も養生シートで現場や足場などをしっかりと覆っていれば、ある程度の危険は軽減することができるでしょう。

養生シートの大きさは?

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

解体工事で使用される養生シートの大きさには、一般的にみて1.8m×3.6mや1.8m×5.4mのサイズがあります。
解体工事業界では前者が《一間二間》後者が《一間三間》と呼んでいます。
解体工事の現場の大きさに合わせてこの養生シートを組み合わせて、単管で接続して設置します。

養生シートは消耗品

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

解体工事で使用する養生シートは資材や重機などを引っ掛けてしまうと、汚れたり破損してしまいます。
つまり、養生シートは消耗品なのです。
現場をいくつもかかえている解体業者は養生シートの在庫もたくさん必要となります。
消耗品である養生シートをどのように扱っているのか、からも解体業者の質がわかるでしょう。
ここからは、養生シートの扱い方別に解体業者を見ていきたいと思います。

養生シートを使っていない解体業者

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

解体工事において養生シートの役割として騒音の軽減や粉塵や埃の防止などがあります。
つまりは、近隣住民や通行人への迷惑を最小限に抑えるという目的や作業員の安全などのため養生シートを使用しています。
そのため、養生シートを設置することに法的な拘束力はないから、設置を怠るような解体業者の場合ですと、安全面や近隣への配慮が著しく欠けているといっても過言ではないでしょう。
解体工事での養生シートは消耗品となりますが、大切な役割を担っている養生シートにコストをかけられない解体業者は安心して工事を任せることができる優良な業者とはいえないのではないでしょうか。

養生シートを破損したまま使っている解体業者

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

遮音性や防塵性を目的として使用される養生シートが、破れていたら性能としては期待できるのか疑問ですね。
破損している養生シートですと騒音も粉塵も、破れたところから漏れ出てしまいます。
そのため、破損した状態のまま養生シートを使い続ける解体業者は、やはり安全管理や近隣への配慮などに不安が生じるでしょう。

古くなった養生シートを使い続けている解体業者

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

養生シートは粉塵防止の目的としても使用されています。
そのため、汚れているのが当然だといえるでしょう。
見るからに古くて汚れている養生シートだが破損などがないシートを使用し続けているケースは、養生シートをそれだけ丁寧に扱っている業者だといえるのではないでしょうか。
そのような解体業者は、解体の作業も丁寧で慎重な施工をしてくれる場合が多い傾向にあります。
養生シートを設置する際にも、隙間ができてずれていたり、大きさが合わない養生シートを使っているようなこともなくきちんとした張り方をしている業者は、丁寧な解体工事をしてくれる解体業者だといえます。

会社名のプリントがされている養生シートを使っている解体業者

内装解体 原状回復 スケルトン工事 愛知 名古屋 東海

養生シートに会社名を入れている解体業者もいます。
解体工事において消耗品となる養生シートに社名をいれるコストをかけられるのは、その解体業者の経営が安定しているともいえるでしょう。
また、社名を大々的に宣伝することができるため、それだけ解体工事の自信があるともいえます。
工事に自信があり、経営も安定している解体業者ですと安心して任せることができるとと判断して良いでしょう 。

まとめ

今回は、【解体工事における養生シートの役割と良い解体業者の見極め方】についてをご説明いたしました。

解体工事に関してご相談・お見積もりは、是非一度、コワース東海にご相談ください。