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2024.07.06内装解体の基礎知識

内装解体工事を行う際の残置物・不用品をどうする?【愛知・岐阜・三重・静岡の内装解体工事の基礎知識】

内装解体工事を行う際の残置物・不用品をどうする?【愛知・岐阜・三重・静岡の内装解体工事の基礎知識】

 

岐阜県高山市のみなさま、こんにちは!

愛知・岐阜・三重・静岡など東海地方を中心に、内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!

内装解体工事

解体工事をおこなう際、解体工事の前の準備段階で気になるもののひとつとして挙げられるのが、不用品などの処分ではないでしょうか。

オフィスや店舗を返却するにあたって内装解体工事をする際に、色々と片付けをした結果《残置物》として残されたものなどを最終的にはどうしたらいいのかということです。

不用品ならば捨てればいいのではないかと思うところなのですが、残置物の量が多かったり、大きな物がたくさんあったりする場合ですと、どうしたらいいのか悩んでしまいますよね。すべての不用品を自分で処理することができるものなのか、それとも解体工事をいらいする解体業者にこれら残置物のの処分も一緒に依頼することができるものなのか。

今回は、解体工事における残置物について、処分の方法や費用などについて紹介いたします。

残置物とは

残置物とは、その字の通り《残して置かれているもの》のことです。

オフィスや店舗の残したあらゆるものが廃棄物であり、不用品なのです。大型家具や家電製品などの大きなものもあれば、食器や日用品、服や古本など細々したものも全て含みます。

解体工事と残置物

内装解体工事では、施工する前に建物の中のものを全て除去する必要があります。

自分で処分をするのが間に合わなかったり、処分する事ができなかったとしても、解体工事までには何らかの方法で除去してしまわないと、解体工事自体始めることができなくなってしまうでしょう。

処分の方法は

もちろん残置物は、自分で片付けるのが理想でしょう。解体工事の前に解体業者に残置物の処理も一緒に依頼することはできますが、そうの場合は費用が想像している以上に高くついてしまうからです。

残置物を自分で処分する方法や解体業者に依頼すると高額な費用がかかってしまうのは何故かなどについては後程、詳述いたします。

一般廃棄物と産業廃棄物の違い

残置物の処理の費用の前に、まずは《一般廃棄物》と《産業廃棄物》の違いについて紹介いたします。

一般廃棄物は、おもに日常生活を営むうえで発生するゴミのことです。燃やせるゴミや燃やせないゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミなどに分別して、地域のゴミ収集日に処分することができる廃棄物のことをいいます。

一方、産業廃棄物は、産業に伴って発生するゴミのことです。例えば、コンクリートガラや木くず、燃えカスなどといったものです。

こちらは一般廃棄物と比べてて、廃棄の方法が非常に細かく決められています。

一般廃棄物と産業廃棄物は、取り扱うためにそれぞれの許可が必要となり、互換性はききません。

そのために一般廃棄物収集運搬許可を得ている解体業者でも産業廃棄物の収集や運搬は不可能で、逆もまた同様となるのです。

両方の廃棄物を収集や運搬をするためには、両方の許可が必要だということです。

残置物の処分を解体業者に依頼する高くなるのはなぜ?

家庭から出た不用品などは、同じものだとしても自分で処分する場合と解体業者に処分を依頼する場合で費用に差が出てしまいます。

解体業者にまかせた方が高額になってしまいます。

自分で処分する場合では、残置物は一般廃棄物としての扱いとなり、日常のゴミ収集(燃やせるゴミや資源ゴミなどとして分別して)で捨てる事が可能なため、その量にもよりますが数百円~数千円程で残置物の処理をできる可能性が高いでしょう。

それに対して、解体業者に残置物の依頼をするとどうなるでしょうか。

解体業者は、たいていは産業廃棄物収集運搬許可は持ってはいるものの、一般廃棄物収集運搬許可を持っているということはなかなかありません。

なぜなら解体工事で発生する廃棄物などは、その全てが産業廃棄物だからです。

そうすると、解体業者は一般廃棄物収集運搬許可を持っている専門の不用品引取業者に外注する事になります。

当然、この分の費用は解体工事の費用の総額に加算されますので、施主に対して費用の負担がのしかかってくるというわけです。

ゴミを捨ててもらうだけでそんなに費用がかかってしまうのかと思ってしまいますが、単純に処分の費用だけではなく、残置物を運び出したり、処理場まで運搬したりする人件費用もかかってくるため、解体業者に依頼するということは自分で処分する場合と比較して高額になってしまうでしょう。

残置物の種類と処分の方法

残置物は大きく分けると《日用品》《家電4品目》《パソコン》《粗大ゴミ》の4種類に分類がされます。

ここでは、残置物それぞれについて詳しい品目と処分の方法を紹介いたします。

日用品

普段の生活をおくるうえで出る《燃やせるゴミ》《燃やせないゴミ》《資源ゴミ》などがこの日用品にあたります。

日常生活の中ででコツコツ捨てていれば残置物として大量に残ることもないでしょうがが、解体工事の前の準備で一気に片づけをする場合は大量に発生するケースがあり、分別が追いつかなくなってそのまま残ってしまうということも考えられるでしょう。

各地域のゴミ収集日にそれぞれを捨てる事ができるのなら、処分の費用は安価で済むでしょう。

また、まだ使用できるものはリサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションなどに出す方法もあります。多少、時間や手間はかかりますが、ゴミとして処分するのに抵抗があるようなものなどは、売るという事でスムーズに処分する事ができるでしょう。またものによっては解体業者が買い取りをしてくれるものもあります。

解体工事を依頼する解体業者に相談してみましょう。

家電4品目

《冷蔵庫(冷凍庫)》《洗濯機(衣類乾燥機)》《エアコン》《テレビ》の4つが、いわゆる家電4品目と呼ばれるもののことで、これらは《家電リサイクル法》という法律で処分(リサイクル)の方法が定められているために、ゴミとして処分することはできません。

リサイクル料は、製造元のメーカーによって異なりますが、数千円程でしょう。ここに運搬や収集料金をプラスしたものが、処分費用となります。

また厨房用品や家電製品などは解体業者が買い取りをしてくれる場合もあるので解体工事を依頼する解体業者に相談してみましょう。

パソコン

デスクトップパソコンやノートパソコン、液晶ディスプレイは、地域のゴミ収集日に出す事はできない特別なものになります。

処分の方法がわからなくて、つい後回しにしてしまって、最後まで残ってしまう事が多いでしょう。

周辺機器であるプリンターやスキャナー、ケーブル、その他パソコン周辺機器は、粗大ゴミや日用品として処分することができます。

パソコンはまず、再利用が可能な場合は中古買取店やオークションで売りに出してみるとよいでしょう。

処分をする場合であれば、メーカーや家電量販店、自治体で回収してくれる所もあります。

パソコンの裏や製造番号のあたりに《PCリサイクルマーク》がついている製品では、メーカーに送ると無料で引き取ってくれるでしょう。

確認確認してみましょう。

パソコンを処分する際には必ずデータの消去をするのを忘れないようにしましょう。

粗大ゴミ

本棚など大型の家具などがこの粗大ゴミあたります。

地域の粗大ゴミ収集の方法に従って処分をしますが、大きなものを収集場所まで自分で運ばなければいけないという手間などがあるために、なかなか捨てられずに残置物となる可能性が高いでしょう。

自治体に回収してもらう場合には、粗大ゴミ受付センターに電話で連絡をして、収集してもらう日時を決定して、ゴミ処理券を購入し、貼り付けて指定された場所に置いておきます。

または自分でゴミ処理場に運び込むという方法もあります。

また、粗大ゴミも日用品などと同じで、まだ使用できるものはリサイクルショップなどに持ち込んでみるのも良いでしょう。

まとめ

今回は、【内装解体工事を行う際の残置物・不用品をどうする?】についてをご説明いたしました。

解体工事に関してご相談・お見積もりは、是非一度、コワース東海にご相談ください。